朝日新聞 デビルズ記事
2010年08月02日朝日新聞 かぼすブログ コピペ
スタッフ充実飛躍の予感/MC.MAXさん
◆2010~11年シーズン
2010―11年シーズンに向けて、我らが大分ヒートデビルズの新体制が発表された。
昨季はプレーオフに進めず、25勝27敗。土日開催の試合日程で、土曜日の勝ち星が少なく9勝、日曜日は16勝と連勝が難しかった。特に後半戦は、外国人選手のワンマンプレーが目立って、試合をコントロール出来ず、チームとしてのバランスを失った。そんな状況の中、フロントの対応と決断は速かった。
まずは、運営会社の社長に井上博之氏が新しく就任。大手商社を経て、ベンチャー企業の事業支援を手がけている。この1年で、安定した球団を運営していくための基礎づくり、そして地元企業やスポンサー獲得が期待されている人物だ。
井上社長は「10―11年シーズンは最低でもプレーオフ進出。できれば、そこから優勝を目指したい」と話す。今季のチームスローガンは「Intelligence & Cool」に決まった。ブースタ(観客)には、頭脳プレーを中心に、知的で格好いいバスケットボールを見せてくれるだろう。
続いてヘッドコーチ(HC)は、昨季チームを率いたブライアン・ロウサム氏に代わって、今季はエル・ジェイ・ヘップ氏と契約をした。
ノースカロライナ大学を卒業後、バスケットボールをしながら経営学を学び、スポーツ管理学で修士号を取得したという経歴の持ち主だ。スタンフォード大学のアシスタントコーチ時代は、「ビデオ・コーディネーター」として活躍。試合や練習時のビデオを、チームで独自に設定した項目でデータベース化し、必要なときに、コーチや選手に、映像を情報とともにフィードバックすることで、チームを裏から支えた。
その後、パンサークリーク高校でHCになり、1年目は4勝18敗、2年目は22勝7敗、3年目は28勝3敗と劇的に強豪チームとして変貌させた。その実績を買われ、デビルズの誘いを受けた。
HCの参謀役となるアシスタントコーチには、ヘップHCの大学の後輩にあたるトニー・ハンソン氏が務める。そして、選手では昨季のbjリーグで、ベンチスタートから活躍した選手に贈られる「最優秀6th Man賞」を受賞したスピードスター三友康平選手が2季振りに福岡から帰ってくる。更にプレイヤー兼アシスタントコーチとして、英語も堪能なベテラン選手、青木勇人も琉球より戻ってくる。
10―11年シーズンはデビルズにとってエキサイティングなシーズンになると思う。今後のチームの動向から目を離さないでほしい。(アリーナDJ)