2010年11月30日

バスケットボール日本代表ベスト4

デビルズはウェスタン2位の大阪エベッサにも敗れ4連敗、特に大阪戦の2戦目は1点差で敗れはしたものの今季ホームで1番良い試合だったと思います、ブースターの皆様の大きな声援は本当に感謝いたします。
有難うございます、デビルズのHPの鈴木キャプテンのブログを是非ご覧下さい。
http://www.heatdevils.com/heats2010/blog/show/64

ところでNHK BSで放送されたアジア大会日本vs韓国戦 録画で結果は知っていたものの田臥選手やbj島根に所属する石崎選手の活躍など思わず見入ってしまった。やはり代表戦は私の魂が燃える☆ある意味bjリーグ代表として頑張った石崎選手にエールを贈りたい。我らがデビルズからも近い将来代表選手が出れるよう見守って行きたい。

気になる記事がmixinewsで掲載されましたのでコピペいたします。
アジア大会ベスト4――。他の競技ならばニュースにはならない順位かもしれないが、男子バスケットにとってのアジア4位は、意味のあるものだった。

 アジア4強は94年の広島大会以来、実に16年ぶり。2年に一度開催されるアジア選手権を含めても97年大会以来。それほど、男子バスケットは久しくメダル圏内から遠ざかっており、昨年のアジア選手権では過去最低の10位まで低迷した。

 今年度から日本代表の指揮を執るトム・ウィスマンは、昨年度リンク栃木を優勝に導いたスタイルと同じく、「日本人はクイックネスを生かすしかない」とトランジション・バスケットの強化を進めてきた。そして、再建の切り札とも言えるのが司令塔の田臥勇太だった。その田臥が出場する初の国際大会がこのアジア大会であり、インサイドの竹内公輔、譲次の両名も揃った今回は、現段階でどこまでできるか試す大会でもあった。

 田臥効果は目に見えてわかった。オフェンスでは田臥を起点とした速攻が出るようになったのだ。

 予選ラウンドではチャイニーズ・タイペイに63-57、イランに57-56、フィリピンに60-58とロースコアながらも接戦をモノにした。これまでの日本は、2006年に自国開催した世界選手権の際がそうだったように、ディフェンスでは粘り強く守ることで失点を抑え、オフェンスではパス回しの空いたところからチャンスを狙うしかなかった。

 今回もディフェンスが核となっていたのは同じだが、2006年当時と違うのは、速攻の出やすいディフェンスシフトを敷いていたこと。相手のミスを誘うと、誰かれなく“走り出す意識”が高くなっていた。その中でも田臥がボールを持つと特に速い。常に一歩先の展開を読んでいる田臥からは、走るコースに合わせて緩急自在のパスが出る。パスを待つ選手たちからは「試合をしていてすごく楽しい」という声が盛んに出ていた。勝負所で出せたトランジション・バスケットが接戦を制したといってもいいだろう。

 しかし、だ。1試合を通して走れるわけではなかった。走り合いのゲームができたのは、87-88と惜しくも一点差で敗れたカタール戦のみ。速攻が出るのはディフェンスが機能した時間帯だけであって、試合のほとんどが攻めあぐねたハーフコートの展開に持ち込まれた。

 このことは、ウィスマン・ヘッドコーチが今年の目標の一番手にあげていた「アジア諸国からの尊敬を取り戻すこと」と関係していると考えられる。現アジア王者であり、予選ラウンドで日本に1点差で敗れたイランのマティッチ・ヘッドコーチは「日本が仕掛けたサプライズなディフェンスに手こずった」と発言している。今大会のイランは、エースセンターとポイントゲッターの飛車角落ちではあったが、それでも、アジア王者のプライドを持った戦いをしていた。

 そのイランとは7月に台湾で開催されたジョーンズカップでも対戦し、日本は敗れはしたものの善戦をしている。ジョーンズカップで戦ったイランやフィリピン、チャイニーズ・タイペイは、日本がディフェンス強化をしてきたことを知っており、こと日本戦になるとディフェンスを泥臭くぶつけ、日本はジョーンズカップ時ほど速攻が出せなくなっていた。これはある意味、日本が一目置かれるようになり、アジア10位から「尊敬を取り戻せた」証拠だろう。

 だからこそ、再び日本の存在を知らしめることができた今は、相手のディフェンスを上回るオフェンス力が必要になってきたのだ。

 ベスト4からの戦いは予選ラウンドよりも一段階レベルの高い戦いが待ち受けていた。準決勝の韓国戦ではゾーンディフェンスを敷かれて攻めあぐみ、ここ一番では3ポイントの確率の高さにやられた。3位決定戦のイランには、予選ラウンド時と変わって出足から内外角バランスの取れた攻防を展開され、日本はパニックに陥ってしまった。準決勝51-55、3位決定戦66-74。点差は僅差でも、韓国やイランは突き放すべきところでオフェンスの強さを出せる。この点においてはまだ“差”があると言わざるを得ない。また、中国や韓国、イランといったアジア上位国のフィジカルコンタクトをむき出しにした戦いを見る限り、身体面でも及ばないことを露呈した。

 それでも、今大会は一筋の光が見えたと言っていい。アジア諸国から尊敬を取り戻そうと真剣に取り組んだからこそ、今の日本に一番足りない課題が見えてきたのだ。

 フィジカル面についてウィスマン・ヘッドコーチは「アンダーカテゴリーからの育成が必要で、各世代を連携させて強化していきたい」と提言し、初の国際大会を終えた田臥は「アジアで勝てるチャンスがあることはわかったけど、勝つためには、選手がタイミングを合わせるような細かいところを突き詰めたバスケットを、もっと時間をかけて作っていかなければならない」と具体的な策を口にした。

 この大会はテレビ放映が準決勝の韓国戦しかなかったが、唯一の試合を見たファンも、広州で目撃した人間も、戦っていた選手たちも、きっと誰もが実感したのは、時間はかかるだろうが、日本が生きる道はまだある ――ということ。日本代表においては「現体制を継続強化していくこと」。そのことを改めて実感できたことに、大きな意味があった大会だった。




Posted by MC.MAX at 00:48│Comments(0)
 
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